フォントの設定で見やすいパワーポイント資料に!
パワーポイントで資料を作る際に欠かせないフォント(文字)。
文字の多いスライドでも、少しの工夫で格段に読みやすくすることができます。
今回はフォントに焦点を当てて関連するパワーポイントの便利機能をご紹介いたします。
目次
パワーポイント資料に適切なフォントとは
プレゼン資料において、書体選びはとても重要です。
印象的な資料にするためにかっこ良くて個性的なフォントを使いたい!と思う方がいるかもしれません。
しかし、パワーポイントは様々な環境のPCで使うことが多いため、どのパソコンにも最初から入っている標準フォントを使うようにしましょう。
標準フォントの代表的な例
【ゴシック体】
・メイリオ
・MS ゴシック
・游ゴシック
【明朝体】
・MS 明朝
・游明朝
特にゴシック体は可視性が高いため、「読む」というより「見る」という役割が大きいプレゼン資料に向いています。
また、明朝体はプレゼン資料には向きません。
印刷用で文章量の多い読ませる資料や、以下のように見出しを印象的に見せるときにおすすめです。
パワーポイントで上付き文字、下付き文字の設定方法
登録商標マークや元素記号などを表記する場合、そのままにしていませんか?
パワーポイントは「見る」資料ですので、上付き下付き文字を使用して直感的にわかりやすい表記をしましょう。
「ホーム」タブ内の「フォント」右下のマークをクリック。
出てきたウインドウ内の「上付き」または「下付き」にチェックを入れましょう。
パワーポイントの機能でフォントを一括変換する方法
資料の作成途中や出来上がったパワーポイントのフォントを一括で変えたいと思ったことはありませんか?
1ページずつ変えていくのはとっても大変ですよね?
パワーポイントの機能で一括変換する2つの方法をご紹介します。
1.スライドマスターから変換する方法
この方法はテーマのフォントを使用している場合に有効です。
「表示」タブ内の「スライドマスター」をクリック。
「スライドマスター」タブ内の「フォント」から好きな組み合わせを選択しましょう。
「フォントのカスタマイズ」をクリックすると好きなフォントの組み合わせができますので、こだわる場合は試してみてくださいね。
テキストボックスを作成する際は、上記で設定したフォントで作成されます。
新規でパワーポイント資料を作る場合も、非常に便利ですので最初に設定してみてくださいね。
2.置換機能で変換する方法
テーマのフォントを使用していない場合はこちらの方法で置換しましょう。
「ホーム」タブの「置換」の「フォントの置換」から好きなフォントを選択してください
パワーポイントで縦書きをする方法
印象的な表現や図表に入れる際に縦書きを使用したい場合は、以下の方法で設定しましょう。
「ホーム」タブ内の「文字列の方向」から「縦書き」を選択しましょう。
「縦書き(半角文字含む)」で半角文字も縦書き可能ですが、文字間が空きすぎてしまいます。
英語を縦書きにする際は、全角で表記し縦書きを選択するときれいに表示できます。
用途別で見やすい文字の大きさについて
プレゼンテーション用や印刷用等、パワーポイントの使用用途によって適切な文字の大きさが変わります。
講演会などのプレゼン用は、大きな画面やスクリーンに映しだし複数人で見るため、遠くからでも見えるように大きな文字(18pt~)を使用すると見やすい資料ができます。
小さい文字で作成すると、1ページあたりの情報量は増えますが、文字が見えにくくなります。
さらに、1ページあたりの説明時間が増え、なかなかスライドが切り替わらないため飽きやすい資料になってしまいます。
逆に、印刷用の資料は手元で見るため、小さい文字でも見やすく、1ページあたりの情報量が多くでも気になりません。
むしろ、その分ページ数がコンパクトになるため、かさばらない資料が作成できます。
最後に
今回はパワーポイントで資料を作成する際のフォント(文字)周りのポイントについてご紹介いたしました。
普段何気なく打ち込んでいる文字ですが、ちょっとしたポイントを押さえるだけで、グッと見やすい資料ができますので是非試してみてくださいね。